皮下脂肪と内臓脂肪の違い|早く落とすダイエット法とは?

皮下脂肪と内臓脂肪の違い

皮下脂肪の落し方

について解説していきます。 

そもそも皮下脂肪とは?

皮下脂肪とは、皮膚のすぐ下につく脂肪を指します。全身のあらゆる場所に見られ、特にお尻や太ももといった下半身につきやすいです。

 悪いイメージの強い皮下脂肪ですが、体を守ったり、寒いときに体が冷えすぎたりするのを防ぐ効果もあります。

皮下脂肪が付きすぎると肥満の原因になりますが、まったく不要なものではありません。

 

皮下脂肪と内臓脂肪の違いとは

皮下脂肪のほかに、内臓脂肪という言葉もよく聞きますよね。

 皮下脂肪と内臓脂肪との違いとは?

  1. 脂肪がつく原因
  2. 蓄積される部位
  3. 落としやすさ
  4. 落とし方

具体的に解説します。

 

1.脂肪がつく原因

皮下脂肪がつく原因は、主に食べすぎと運動不足です。もちろん、消費量より食べた量が多いと脂肪が蓄積されます。

一方、内臓脂肪がつく原因は偏った食生活で、具体的にはファストフードを中心とした食事やお酒などです。このような食生活を続けてしまうと、栄養バランスが崩れ、内臓脂肪が蓄積されてしまいます。

2.蓄積される部位

男女では、脂肪が蓄積される部位に違いがあります。

 女性は妊娠したときに、赤ちゃんを育てる子宮を守る必要があるため、皮下脂肪がつきやすくなっています。

 一方、男性は内臓脂肪がつきやすいと考えられています。内臓脂肪は燃焼しやすく、活動のためのエネルギーへとすぐに変換されるという特徴があります。そのため、力仕事など、比較的体を動かす機会が多い男性は、内臓脂肪がつきやすい仕組みになっているのです。

3.落としやすさ

内臓脂肪と皮下脂肪では落としやすさも異なります。脂肪を落とそうとダイエットや筋トレを始めると、まず先に落ちるのは内臓脂肪です。

 これは、皮下脂肪に体温の維持や外部の衝撃から内臓を保護するという働きがあるため。ダイエットや筋トレをすると、優先度が低い内臓脂肪から落ちていくのです。

余分な内臓脂肪がなくなると、皮下脂肪が落ちていきます。まず、燃焼されるのは腕やふくらはぎ。最後に落ちるのが、腰周りやお腹周りです。

4.落とし方

内臓脂肪と皮下脂肪は落とし方も異なります。

 皮下脂肪を落とすためには、まずカロリー管理を行いましょう。1日の摂取カロリーが消費カロリーを越えないようにしていきます。また、筋トレを行い代謝を上げながら有酸素運動に取り組むと、効率良く落とすことができます。

 一方、内臓脂肪は生活習慣を見直し、バランスの取れた食事をすることが大切です。過度な飲酒や脂肪の多い食事は避け、健康的な食生活を送ることを優先させましょう。また、有酸素運動など適切な運動を取り入れることで、早くお腹周りをスッキリさせられます。

皮下脂肪や内臓脂肪がついてしまう原因

皮下脂肪や内臓脂肪は、生活の乱れによって蓄積されることがわかっています。

主な原因とは?

1.食生活の乱れ

2.運動不足

3.睡眠不足

詳しく見ていきましょう。

1.食生活の乱れ

皮下脂肪や内臓脂肪がついてしまう大きな原因は、食べすぎや栄養バランスの悪い食事です。

 皮下脂肪は食べすぎによるカロリー過多、内臓脂肪は偏った食事や飲酒などによる栄養バランスの乱れが主な原因です。

 1日の摂取カロリーや栄養バランスを見直し、消費カロリーに応じた食事を3食摂るようにしましょう。

2.運動不足

脂肪の原因となるカロリー過多を生み出すのが、運動不足です。

 カロリー過多は、運動不足以外にも、加齢による代謝の低下によって生じます。

 脂肪を減らすためには、筋トレをしながら基礎代謝量を上げつつ、有酸素運動で脂肪燃焼に取り組むことが大切です。

3.睡眠不足

あまり知られていませんが、睡眠不足も脂肪の蓄積に関わっています。

 睡眠不足は食欲を抑制するレプチンというホルモンの分泌を減少させ、代わりに食欲を刺激するグレリンというホルモンを増加させるのです。

 また、体が十分回復できないため疲れが取れず、運動の時間も減ってしまいます。

 消費カロリーが減るのに摂取カロリーを増やしてしまうという悪循環が生まれ、脂肪が蓄積されやすい環境ができてしまうのです。

皮下脂肪の落とし方!食事と運動で効率良く痩せる

皮下脂肪を効率良く落とすためには、食事と運動の両方を改善しなければなりません。

 皮下脂肪を落とすためのポイントは以下の3つです。

  1. 食生活を見直す
  2. 筋トレで基礎代謝を上げる
  3. 有酸素運動で脂肪を燃焼させる

具体的に解説していきます!

1.食生活を見直す

皮下脂肪がつく最大の原因は、食べすぎによるカロリーの過剰摂取です。過剰摂取を防ぐ上で大切になるのが、摂取量よりも消費量が多い「アンダーカロリー」の状態を維持することです。

 具体的には脂質や炭水化物の摂取量を減らして、摂取カロリーを抑える食生活に変えることです。コンビニ弁当や総菜などは脂質や炭水化物が多く、カロリー過多になりがちなので、できるだけ控えましょう。

 また、コーラやサイダーなどカロリーの高い飲み物も、できるだけ控えることが大切です。

 何か口に含みたくなったらプロテインを飲むようにすれば、カロリーを抑えながらたんぱく質を補給できますよ。

2.筋トレで基礎代謝を上げる

皮下脂肪を効率良く落とすためには筋トレを取り入れ、基礎代謝を上げて消費カロリーを増やすことが大切です。

 基礎代謝とは、生活していくことで、勝手に消費されるエネルギーのこと。呼吸や体温の調節など、運動しなくてもカロリーは使われているのです。

 基礎代謝が高いと何もしなくても消費するカロリーが高くなるため、痩せやすく太りにくい体になります。筋トレを取り入れ基礎代謝を上げながら、脂肪を溜めにくい体を作っていきましょう。

3.有酸素運動で脂肪を燃焼させる

運動不足によって蓄積されてしまった皮下脂肪は、なかなか燃焼しません。体内に酸素を取り込み、時間をかけて行う有酸素運動で、効率良く脂肪を落としていきましょう

 ただし、有酸素運動の実施はあくまで正しい食事と正しい筋トレが行えていることが前提です。「余裕があれば、有酸素運動も行う」という意識で取り組むようにしましょう。

食事改善と運動が大切!皮下脂肪を落として理想の体を手に入れよう

今回は「皮下脂肪の落とし方」についてお伝えしました。

 まとめると以下の通りです。

原因は食べすぎと運動不足

皮下脂肪は脂肪の中でも落ちにくい

皮下脂肪は、体を保護したり体温を維持したりする役目があります。しかし、食べすぎや運動不足によってたまりすぎると、体型が崩れてしまいます。

 この記事を参考に、正しい知識を身につけて効率的に皮下脂肪を落としましょう